2016年4月現在でのHDMIケーブルの仕様と選び方、おすすめ についてまとめます。
HDMIの規格・ケーブル仕様について
規格のこれまでの歴史や昔の状況は割愛し、今手に入るもの、一般家庭にありそうなものを中心に記載します。
HDMIの規格を表にざっくりまとめるとこうなります。
規格 | 主な特徴 | 普及時期 |
---|---|---|
HDMI1.3 | 高解像度 | 2006年~2010年 |
HDMI1.4 | Ethernet対応、3D対応 | 2010年~ |
HDMI2.0 | 4K対応 | 2013年以降 |
そして、上記規格と混同してしまいがちなケーブルの規格ですが、
実は、ケーブルは「Standard」と「HighSpeed」の2種類しかありません。
- Standard(スタンダード)
- HighSpeed(ハイスピード)
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ケーブルの選び方
今現在普通に購入すると、基本的に「ハイスピードケーブル」になります。
商品名に、標準的という意味で、スタンダードケーブルと命名されている物もありますが、スペックを確認するとハイスピード対応と書かかれています。これは混乱しますね。
スタンダードケーブルは以前は、業務用などのロングケーブル(10mなど)で使用されていたようですが、現在ではロングケーブルもハイスピード対応がなされています。
したがって、選ぶも何も、普通に買えば、ハイスピード対応のケーブルのはずです。
- ハイスピード対応のケーブルのみ
1種類?と疑問に持たれるかもしれません。
1.4だか、2.0対応だか商品名に書かれているので、何種類もあるように誤解するのですが、
ケーブルの基本構造はなんと、HDMI1.3以前から変更はされていないのです。
使われる材質や、干渉を受けないようなシールドなど、改善はされているかとは思います。
商品説明に、HDMI1.4対応、HDMI2.0対応など書かれている場合があるかと思いますが、
それは、上部で表にまとめた、それぞれの規格を満たしているか、そのケーブルで試験をしました。動作保証します。という意味となります。
したがって、有名メーカーの品質の高いケーブルであれば、2006年に買ったものでも、
普通にHDMI2.0の4Kテレビの接続に使用することができる可能性が高いです。
だって、構造は同じで、試験していないだけですから。
重要なのは、ケーブルではなく、出力する側の機器の規格に対して、入力側機器が規格未満だと性能は発揮できないという点です。
ネットの情報では、「3D対応していないから、3DテレビにはHDMI1.4対応ケーブルが必ず必要」
とか、「4KテレビにはHDMI2.0ケーブルで接続しないと意味がない」など、
間違った情報が普通にありますが、注意してください。
安定しない、瞬断・ブラックアウトするなどの余程の粗悪品でない限り、おそらく問題ありませんし、高価なケーブルに買い替えても一般人には効果は感じられないでしょう。
購入する場合のおすすめのケーブルは?
ただ、やはり保証されないものは使いたくないというこだわりの方もいらっしゃるかと思います。
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