IO-DATA社製のHDL-A2.0が突然アクセスできなくなりました。
発生から復旧までの経緯と、復旧方法・復旧手順について記録しています。第6弾です。
<本手順で損害等被った場合でも責任は負えません。自己責任でお願いします。>
HDDをLinuxを起動したPCから確認します。
Gpartedでのディスク状況の確認
KINOPPIXで使用できる、ディスク管理ツール(Gparted)を使用します。
起動の仕方は以下のとおりです。
- メニューからターミナルを起動します。Linuxのコマンドが打てる、背景が黒の画面が開きます。
- 管理者権限が必要なため、su(スーパーユーザー)にスイッチします。「su」と入力し、リターンを押すだけです。
- 「gparted」と入力します。
- Gpartedが起動します。
まず、下記はターゲットのHDD接続前の状態の画面です。
/dev/sda1 SONYSYS
/dev/sda2 WindowsRE Tools
/dev/sda3 (不明)
/dev/sda4 (不明)
/dev/sda5 C ドライブ
/dev/sda6 (不明)
/dev/sda7リカバリー領域
が表示されていてます。こちらは内蔵ディスクの内容です。
画面右上にデバイスを選択するドロップダウンリストがあります。sdaは内蔵ディスクを表しています。
なんだか整理できそうなパーティションもありますが、今回の目的ではないので触らないことにします。
ここで確認しておくのは、Cドライブがどのパーティションなのかを確認しておくだけでいいかと思います。
パーティションの切られ方は、PCの機種によって全く違いますので、あくまで参考まで。実際は、ファイルシステム種別、ラベル、容量などから判断されるといいかと思います。
次に、復旧させるHDDの内容を表示します。
画面右上にデバイスを選択から、sdeを選択します。
このデバイス名ですが、ハードウェアの構成によって変わってきますので、事前にHDDをUSB接続する前の情報を確認しておき、USB接続したのちに増えたデバイスが何かを確認すると確実です。
私のPCの場合は、sdeとなりました。ちなみに、LinuxOSをインストールしたUSBメモリは、sddとなっていました。
今回のターゲットのデータ領域は、6番目の1.82TiBと表示されているパーティションになります。
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領域のマウントと修復
ファイルシステムはxfsです。この行をクリックすると以下の画面が出力されました。
このパーティションはマウントされていませんので、マウントを行います。
注)この辺からは、発生している状況や故障部位により、悪化する場合があります。あくまで私の場合の復旧例ですので、止める、進める、違う復旧手段を考えるなど、判断してください。
この領域を選択し、右クリックし表示されたメニューから「マウント」を選択します。
う~ん、だめかも。
マウントできないと、ファイルの読み出しはできません。
だめもとで、メニューに表示されていた「チェック」を選択し実行します。
下部のメッセージ表示欄に「ファイルシステムをチェックして修復する」と表示されています。Windowsのチェックディスクだと思ってもらえばいいと思います。
・・・
・・・
・・・
・・(-_-)
しばらく待ちましたが、実行されている気配がありません。
調べてわかりましたが、パーティションの変更が入るような操作は即時実行されるわけではなく、一旦保留というステータスになるようです。ここから、さらに「編集」メニューから、「保留中の全ての操作を適用する」を選択することで、実際の処理が実行されます。
「適用」を押します。
無事、ファイルシステムのチェックが終わりました。予想外。(^▽^)/
パーティションをマウントしてみます。
おおーマウントすることができました。画面の左側、パーティションの欄に鍵マークが表示されているパーティションはマウントしているという意味の表示です。
無事、ターゲットの/dev/sde6をマウントすることができました。(^▽^)/
次の記事では、マウントできたHDDからのファイル退避、復旧へと進んでいきます。