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おすすめ 無線LANルーター(WiFiルーター) 2016年後半

2016年春に、おすすめ無線LANルーター(WiFiルーター)の記事を書きました。
その当時では、IEEE802.11acに対応した機器もさほど多くはなかったのですが、たった半年ですがacが主流になってきた印象があります。
以前の記事では、目的からではなくコストパフォーマンスに着目した機種選定を行いました。
どちらかというと、無線LANを始めて導入する方が選んで間違いないものになるかと思います。

今回は、すでに無線LANの環境はあるけど見直したいと思う際の考え方、選定の仕方を中心に話を進めます。

私自身もそろそろ買い替え時かと思い、先日見直しを行いましたので、その結果も合わせて参考にしていただければ幸いです。

買い替える目的を明確に

WiFiルーターは安くなってきたとはいえ、買い替える目的をはっきりしないまま、新しい機種に交換しても効果が十分に得られません。

買い替える目的は以下のようなものが考えられます。

  • LAN内(家の中の通信)の速度を改善したい。
  • 機器が増えてきたせいか回線が込んでいるように感じるので改善したい。
  • インターネット通信が遅いので、早くしたい。

どれをポイントにするのかまずは検討してみてください。

目的に対応した機能・スペックは

LAN内(家の中の通信)の速度を改善したい。

という問題に対しては、
機器の仕様説明などに、『1733Mbps+800Mbps』
などと記載されていますが、このMbpsの前の数字が大きい機種を選択します。

通信速度を表しており、前者の数字が5GHz帯の通信速度、後者の数字が2GHz帯の通信速度になります。

acという規格は、5GHzを使用し、n規格は、5GHz、2.4GHzのいずれかを使用します。
nについては、機器側の仕様で2.4GHzか、5GHzなのか、両方に対応(デュアルバンド対応)なのかが決まっていますので、今一度、繋げる機器のカタログなどで確認しておきましょう。

いくら5GHzの通信速度が速いルーターを選択しても、PCやスマホ等の子機が2.4GHz対応では全く効果がありませんので要注意です。

回線が混んでいる・繋がりにくい

この場合、同時に接続する際にボトルネックになりやすいアンテナ数を増やすことが効果的です。
カタログでは、4×4、3×3等と表記されることが多いです。

また、電波自体が弱く繋がりにくい場合、出力強度の大きいものを選択します。戸建3階、4LDK向け等と書かれています。実際は間取りや障害物、設置場所に左右されますので実際の間取りよりワンランク上のものを選択することをおすすめします。

インターネット通信の速度を早くしたい

LAN内のWiFi通信の速度がボトルネックだった場合は無線ルーターを見直すことで改善が見込めます。そうではない場合は、ブロードバンド・WAN側の回線の見直し(プロバイダの回線契約)が必要です。
ランニングコストになりますので、費用対効果を良く検討しましょう。
個人的には最近のストリーミング技術は優秀になってきていると思うので、よほどシビアなオンラインゲームでもしない限り高速回線の必要性は無いと思っています。ゲームやアプリのダウンロード時間短縮は魅力的なので頻繁に容量のある通信を行う人はWAN側回線を見直すと幸せになれます。(^ー^)




おすすめ機種は

長くなりましたが、今あるWiFiルーターを見直すという観点でのおすすめ機種を選びます。

  • 無線速度がハイスペックである
  • アンテナ数が多い
  • それでいてコスパがいい
  • 3大メーカーから選定

選定の条件とします。

コストパフォーマンスからatermの最上位機種の1つ下のランクに位置するaterm WG2200HPを基準に、同レベルの通信速度に対応した機種を選定しました。

NEC Aterm WG2200HP

NEC Aterm WG2200HP
速度 1733Mbps(5GHz)+450Mbps(2.4GHz)
アンテナ数 4(5GHz)+3(2.4GHz) 内蔵アンテナ
3階建て戸建、4LDKマンション向け
実売価格 11,000~12,000円 (2016/12/21時点)

BUFFLO エアーステーション WXR-1900DHP2

BUFFLO エアーステーション WXR-1900DHP2
速度 1300Mbps(5GHz)+600Mbps(2.4GHz)
アンテナ数 3(5GHz/2.4GHz) 物理アンテナ3本
3階建て戸建、4LDKマンション向け
実売価格 11,000~12,000円 (2016/12/21時点)

IODATA WN-AX2033GR

IODATA WN-AX2033GR
速度 1733Mbps(5GHz)+300Mbps(2.4GHz)
アンテナ数 2(5GHz)+2(2.4GHz) 内蔵アンテナ
3階建て戸建て、4LDKマンション向け
価格 10,000~11,000円 (2016/12/21時点)

いかがでしょうか。ほぼ似たような価格帯になっています。
このクラスの機種になると基本機能に加え、USBにメディアを指すことでNASとしても使用できる機能や電波を効率的に届けるビームフォーミング機能等の付帯機能もついていますのでコストパフォーマンスはいいと思います。

買って後で後悔しないクラスと言えると思います。

5GHz帯を重視するのか、2.4GHz帯を重視するのか機種選定のポイントになります。

筆者の選択は

私自身が検討して購入したのは、NEC Aterm WG2200HP です。

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これまでのルーターが2.4GHz帯300Mbps だったため、450Mbps 以上のもので、あるサイトでの接続性の評判を重視したためこの機種を選定しました。

最後に

繰り返しとまとめになりますが、機種選定のポイントは、

  • 現状の問題点を把握する
  • 改善できそうなスペックを持つ機種を選定する
  • 実際の使用者のレビューを確認しておく

の3点です。

選定のご参考になれば幸いです。