2017 年6月15 日(木)からドン・キホーテのプライベートブランドとして、
『50V型ULTRAHD TV4K液晶テレビ 』が発売されました。
50インチとしては、破格の54,800 円(税抜)となっています。
このテレビ、かなり話題となっていますが、買いなのでしょうか。
発表されている主な仕様
あまり多くは開示されておらず、発表されている主な仕様をまとめると以下のとおりです。
- 4K高精細パネルを搭載
- 東芝映像ソリューション株式会社が開発したメインボード
- 遅延時間を短縮するゲームモード搭載
- USBハードディスク(別売)で、番組予約可能
- ダブルチューナー搭載により、裏番組録画が可能
- HDMI 端子は3つあるが、1.4、1.3a、2.0と端子ごとに対応規格が異なる
- LAN端子は、データ放送用のためのもの
ここでの注目は、東芝製パネルで、ゲームに対応したモードを搭載している点です。
液晶パネルですが、擬似4Kと呼ばれるRGBWではなく、真性のRGBパネルのようです。
対応していないもの
仕様に記載されていないため、おそらく対応していないと思われる、主な機能は以下のとおりです。
HDR対応
倍速液晶
3D
WiFi
DLNA/DTCP-IP
オンデマンドアプリ
AndroidTV
価格から、HDR対応は難しいとしても(通常安いものでも10 万円は切りませんので。)、倍速液晶であって欲しいところですね。
名前から勘違いしそう
この商品の名前、『ULTRAHD TV』となっています。ULTRAHD=4K+HDR だと思う人もいるかもしれませんね。
注意が必要です。海外では、4Kテレビのことを『ULTRAHD TV』と呼んでいます。
HDR対応が含まれる訳ではありません。
似たような用語で「Ultra HD Blu-ray」があります。
「Ultra HD Blu-ray」は、4K+HDR対応のBlu-rayを指しますので、混同しないよう注意が必要ですね。
買いなのか(使用方法別)
以下は個人的な見解です。また、情報が少ない中での見解ですので、参考程度にご覧ください。
まず、このテレビをどのように使用されるかによって評価が異なってくると思います。
テレビの使用方法を一般的にザックリ分けると、こんな感じでしょうか
- テレビ番組視聴
- Blu-ray等のメディア視聴
- ビデオオンデマンド視聴
- ゲーム
- PCのモニタとして使用
では、使用方法によって向き不向きを検討してみます。
- テレビ番組視聴
大画面でドラマ、スポーツ、バラエティが視聴できる。
倍速液晶ではないため、スポーツなどの早い動きは苦手かも。
- Blu-ray等のメディア視聴
HDR対応していない。
アクション映画など早い動きのものは見づらいかも
- ビデオオンデマンド視聴
アプリを実装しておらず、視聴するためには外部機器が別途必要
- ゲーム
遅延対応機能がある、ゲームモードが搭載されている。
- PCのモニタとして使用
ドットバイドット表示ができない場合、ぼやける可能性がある。
もう少し、レビュー結果などを待った方がいいかもしれません。
結論。
どうでしょうか。
ゲーム機のモニタと使用する場合はとてもコストパフォーマンスの良い商品だと思います。
以下は個人的な見解です。
4Kテレビで、50インチで、この価格というのは非常に魅力的。
今、2Kテレビを使用していてインチアップをコストを抑えて行いたい人は買いですね。
映像にこだわりのある方は、HDRや倍速液晶など備えた機種を選択されることをおすすめします。