2017年3月9日にPlayStation4の「システムソフトウェア バージョン4.50」が配信されました。
これにより、待望だった外付HDDが本格的に利用可能となりました。
アプリケーションが内蔵ディスクにある場合と、外付ディスクの場合での速度の違いを検証しています。
検証したアプリケーション
検証したアプリケーションは、FINAL FANTASY XV(ファイナルファンタジー15)です。
このゲームは特にロード時間がかかりますので、ディスクへのアクセスの影響を受けるアプリケーションです。
検証は、
- PS4のホーム画面から、FF15のタイトル画面表示までの時間
- タイトル画面からセーブデータを選択して、操作開始になるまでの時間
- ファストトラベル(移動)を選択してデータがロードされ操作可能になるまでの時間
を計測しています。
タイトル画面までの時間
PS4のホーム画面から、FF15のタイトル画面表示までの時間を計測します。
この画面から
この画面になるまでの時間を計測します。
結果
アプリケーションが内蔵ディスクの場合:63秒
アプリケーションが外付ディスクの場合:60秒
となりました。
セーブデータのロード
タイトル画面からセーブデータを選択して、操作開始になるまでの時間を計測します。
ちなみに、セーブ場所はハンマーヘッドでのセーブデータです。
結果
アプリケーションが内蔵ディスクの場合:101秒
アプリケーションが外付ディスクの場合: 89秒
となりました。
移動にかかる時間
ファストトラベル(移動)を選択してデータがロードされ、操作可能になるまでの時間を計測します。
ハンマーヘッドから、カエムの岬までファストトラベルで移動します。
結果
アプリケーションが内蔵ディスクの場合: 80秒
アプリケーションが外付ディスクの場合: 68秒
となりました。
まとめ
整理すると以下のようになります。
内蔵HDD | 外付HDD | |
---|---|---|
タイトル表示 | 63秒 | 60秒 |
セーブデータロード | 101秒 | 89秒 |
移動 | 80秒 | 68秒 |
いずれも、外付HDDにアプリケーションをインストールした方が速いという結果になりました。
10数秒とはいえ、移動時間が早くなるのは、何度も行うことなので、とてもうれしいですね。
なぜ外付HDDの方が速くなるか
なぜ、外付HDDの方が速くなるのでしょうか。
それは、SATAとUSBというインタフェースの違いによるものだと思われます。
PS4(ノーマル)の場合、内蔵HDDと本体は、SATA2というインタフェースで接続されています。
SATA2の規格速度は、3Gb/s、実効速度はおよそ300MB/sです。
これに対し、外付HDDと本体は、USBで接続します。
USB3.0の規格速度は、5Gb/s、実効速度はおよそ500MB/sです。
この規格の違いにより、外付HDDの方がアクセスが速いという結果となりました。
ちなみに、USB2.0は、規格速度は0.5Gb/sです。
かなり遅くなるかと思いますが、PS4の拡張ストレージとして使用できるのは、「USB3.0以上」となっていますのでそもそも使用できません。
最後に
感覚的に外付デバイスの方が速くなるというのが違和感ありましたね。でも本当に早くなりました。
アプリケーションのインストールをディスク残量を気にせずどんどんできる。かつ、パフォーマンスまで向上する。
なんて素晴らしいシステムアップデートなのでしょうか。
個人的には、「PS4.5」といってもいいくらいの進化をしたのではと思っています。
外付HDD本当におすすめですよ。
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