パソコンのキーボードが壊れました。
正確には、キーボードの裏の立ち上げるツメの部分がバキッといってしまいました。
今回はこれを修理してみます。
壊れた部品
キーボードの裏の高さを調整するツメの部分(この部品はなんという名前なの?)がバキッと割れてしまいました。
そんなに強く打鍵もしないんですけどね。
Microsoftのスカルプト コンフォート デスクトップというキーボードです。
まだ、保証期間内のためサポートに問い合わせてみました。
キーボードの機能自体には問題なく、外装故障扱いになるため、保証(無償交換)の対象外になるそうです。
う〜ん、このキーボードはツメがキーボードの手前側についていて、立ち上げることで手にしっくりくるので、キーボードの機能の一部だと個人的には思ったのですが、残念です。
応急措置
まずは、瞬間接着剤で、接着してみました。
接着後、使用してみたところ、すぐにとれてしまいました。
瞬間接着剤での接着では、力がかかる箇所には無理がありました。
そこでしばらくの間は、応急措置としてクリップの金属部分をつっこんで使用していました。
これ、実は、何気にまったく問題なく普通に、使えていました。
ただ、なんだかわびしい。
切ない気持ちに。。
そこで今回、プラスチックを強固に接着できるという「プラリペア」で修理してみることにしました。
プラリペア
プラリペアとは、接着剤ではなく、「造形補修剤」と呼ばれています。
合成樹脂の粉末とリキッドを混合することで硬化する補修材です。
短時間で硬化し、強度が高いのが特徴です。
そして、お値段もまあまあというのが特徴です。
MUTOSYOUJI [ 武藤商事 ] プラリペア ホワイト [ 品番 ] PL16W [HTRC3]
- 出版社/メーカー: 武藤商事
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プラリペアの代替品
プラリペアの代用として有名なのが、なんと100円ショップで売っている、「アクリルパウダー」と「アクリルリキッド」です。
「アクリル スカルプチュア」というネイルで造型を行うための商品として売られています。
全く同じように扱えるとのことなので、100円ショップを探しました。
しかしなかなか見つかりません。
近場のダイソー、キャンドゥ、セリアを探してみたのですが、全くありません。
どうも、「シルク」「ミーツ」「ワッツ」といった100円ショップで扱っているようです。
家からはちょっと遠い所に、「ミーツ」がありました。
そして「アクリルパウダー」ありました。
ん〜ん。「アクリルリキッド」がない。
とりあえず、「アクリルパウダー」と「リキッドを垂らすスポイト(注射器状のもの)」を購入することにしました。
自宅に帰り、しかたないので、「プラリペア」の「リキッド」単品を通販で購入することにしました。
リキッドだけだと500円程度で購入することができました。
修理してみる
ようやく必要なものが揃いましたので、修理に入ります。
まずは、前回瞬間接着剤を使用してしまっているので、付着している余計なものはヤスリで削り取っておきます。
きれいになったところで、部品を固定した状態を作ります。
そして接合部あたりを目掛けてアクリルパウダーをふりかけます。
写真はありませんが、この後、スポイトを使ってリキッドを垂らします。
初めて使ったのでわからなかったのですが、硬化が始まるまで若干時間があります。
最初はあれつかない?と思ったくらいです。
しかし、これがしばらくすると硬化を始め、5分で完全に硬化します。
念のため、2時間ほど置いたあとに、ヤスリがけを行い、余分な部分を削り形を整えます。
いかがでしょう。見た目も気にならない程度に仕上がりました。
さて、早速キーボードにはめてみます。
お。
おおー。
復活しました。
どのくらい持つかわかりませんが、簡単にとれるような感じではないように思います。
なんだか、いろんなものに使えるように思えてきました。
以上、プラリペア・プラリペア代用品による補修事例でした。
治らないと思っていたものを復活できるかもしれません。
プラで強度が必要な箇所にはオススメです。是非。
ーーーー 追記 2017.11.23 ーーーー
その後(約3ヶ月)、毎日のようにキーボードを使用していますが、全く問題なく使えています。
ものすごい強度です。
力が加わる部分のプラスチックの接着にはプラリペア一択だと思います。
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