PS3のコントローラー(DUALSHOCK3)ですが、数年使用していると誤作動する事象が発生することがあります。
ボタンに触れていないのに、ホーム画面を行ったり来たり、スクロールしてしまったり。
ネットでは、何故か復旧する修理方法がいくつか紹介されていますので、今回それを実践してみました。
結果、不具合が解消されましたので、私もご紹介したいと思います。
修理方法
その1:ティッシュをはさむ
修理方法のその1ですが、ティッシュ1枚、いや、半分で修理する方法です。
手順は以下のとおりです。
- コントローラーを固定しているネジを外す。
- ティッシュペーパーを適度な大きさにちぎり、畳む。
- リチウムイオン電池の上にティッシュを固定する。
- コントローラーをネジ止めして、もとに復元する。
以上です。
電池の上にティッシュを挟むだけです。
要は、基板をしっかり固定するための方法だと思われます。
注意点ですが、基板や電池周辺をさわることになるので、静電気や感電に注意し、断線などしないようにしましょう。
その2:輪ゴムで固定する
修理方法のその2ですが、輪ゴムを使用します。
これまた、身近な物だけを使用した修理方法ですね。
こちらは少し手間がかかります。
- コントローラーを固定しているネジを外す。
- リチウムイオン電池のケーブルを抜き、外しておく。
- コントローラーの外装から基板を中心とした部品を外す。
- USB端子に輪ゴムをかけ、2〜3周巻き、固定する。
- 基板をコントローラー外装に戻す。
- 外していた電池を接続する。
- コントローラーをネジ止めして、もとに復元する。
かなり、分解することになりますので、少し手間がかかりますね。
注意点ですが、基板に触れることになりますので、事故を防ぐため必ずバッテリーは最初に外しておきましょう。
この方法ですが、修理後も時間が経つと輪ゴムが経年で劣化したり、基板の熱で溶けて切れるようです。
実際私も以前巻いていたゴムが溶けて切れていました。
定期的にメンテナンスしてあげる必要があります。
なぜこれで不具合が解消するのか
ティッシュを挟んだり、輪ゴムで固定するといったかなり原始的な方法なのですが、なぜこれで誤動作する不具合が解消するのでしょうか。
推測ですが、固定することでシート状の基板シートと基板が正しく接触することになるからではないかと思われます。
この写真のように、基板の上にシートがかぶさっているのですが、経年でこの隙間がどうしても空いてしまうのではないでしょうか。
最後に
製品の修理は、メーカー保証が受けられなくなる可能性もあり、分解すること自体本来やめるよう記載されています。
あくまで自己責任となりますので、注意してください。
また、私のケースでは事象が改善しましたが、効果がない不具合の場合もあるかと思います。
改善例の一例として参考にしていただければと思います。