確定申告が近づくと、いつも迷ってしまう、悩んでしまう。
そんなよくある悩みがちなテーマをわかりやすく、スッキリ解説して悩みを吹き飛ばしてしまおうという連載。
今回のテーマは「ASPの住所など支払者情報のポイント」です。
読んでいただく、皆さんにためでもあるのですが半分は1年後の未来の自分のためへの備忘録となっています。
この記事にピッタリな方
サラリーマンで副業されている方、会社に副業していることが知られたくない方、副業がアルバイトなどの給与所得では無い方を前提とした記事内容になっています。
今回は特にアフィリエイトを行っている方限定の記事内容になっています。
この記事では、手書きで確定申告書をするのではなく、国税庁の「所得税の確定申告書作成コーナー」を利用する場合の入力例について解説しています。
確定申告に必要な支払い者情報
アフィリエイトを行っている方は、複数のASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を利用されているかと思います。
ASP毎に、
- 種目
- 報酬などの支払者の氏名・名称
- 所得の生ずる場所
- 収入金額
- 必要経費
- 源泉徴収税額
を入力する必要があります。
種目
種目は、アフィリエイトの場合「広告収入」でOK。
名称・住所情報
名称・住所は以下のとおり(2018/3時点)
ASP | 支払者の名称 | 住所 |
---|---|---|
Amazon | アマゾンジャパン合同会社 | 目黒区下目黒1-8-1 |
楽天アフィリエイト | 楽天株式会社 | 東京都世田谷区玉川一丁目14-1 楽天クリムゾンハウス |
Googleアドセンス | グーグル株式会社 | 東京都港区六本木6丁目10番1号 |
収入金額・必要経費
収入金額は、ASP別に予め集計しておき、合計金額を入力します。
問題は必要経費ですが、ASP別に経費を分類することは不可能です。
経費ついては、最も収入額の多いASPの必要経費欄にまとめて合計値を入力すればOKです。
入力イメージはこのようになります。
明細入力画面のもう一つ前の画面に戻ると、
収入金額・必要経費が合算されて表示されます。
明細でASP毎に入力したものの、収入金額・必要経費は申告時には結局合算でいいということなんですね。
実際、最終的に出来上がる確定申告書をみても、
このように合算された金額のみとなっています。
源泉徴収がある場合は注意
ASPの源泉徴収がある場合は注意が必要です。
源泉徴収がある場合は「所得の内訳(所得税及び復興特別取得税の源泉徴収額)」の欄に支払者の指名・所得の生ずる場所(住所)などが、収入金額・源泉徴収額とともに表示されます。
源泉徴収がある場合の住所は間違いなくきちんと入力しておきましょう。
逆に言えばそれ以外の場合は、住所情報は神経質になる必要はなさそうです。極端な話空白でも問題ありません。
源泉徴収がない場合は、以下のように合算値のみの表示となります。
繰り返すと、源泉徴収があるASPの情報は正確に入力しておこう。です。
最後に
この記事内にあるASPの情報(会社名・住所)は2018年3月時点の情報となります。
実際の確定申告前には、社名・最新住所などを調べた上で正しい申告をお願いします。