2017年から確定申告の所得税がクレジットカードでも支払うことができるようになりました。
決済手数料がかかるため、消極的な方もいらっしゃるかと思います。
いえいえ、お得で便利な支払い方法ですよ。
今回検証しましたので、ご紹介します。
決済手数料
クレジットカードで納税する場合、決済手数料が別途かかります。
以下のように定められています。
納付税額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円~10,000円 | 82円 |
10,001円~20,000円 | 164円 |
20,001円~30,000円 | 246円 |
30,001円~40,000円 | 328円 |
40,001円~50,000円 | 410円 |
以降、10,000円を超えるごとに82円が加算 |
納税額が3万円なら246円、5万円なら410円、10万円なら820円、100万円なら8200円の手数料がかかります。
納税額が大きければ大きいほど、手数料もあがっていくという仕組みです。
決済手数料はデメリットではない
決済手数料はデメリットではないと考えられます。
例えば、楽天カードの場合、カードを使用すると利用額の1%が楽天ポイントとしてたまります。
楽天ポイントは、利用用途も幅広く使えますので、現金の代わりとして使えると考えます。
では、具体的にどのくらいのポイントがたまるでしょうか。
納税額が3万円なら300ポイント、5万円なら500ポイント、10万円なら1,000ポイント、100万円なら10,000ポイントがたまります。
決済手数料に比べて、貯まるポイントの方が大きいですね。
非常に大きいメリットとまではいいませんが、少なくとも決済手数料はデメリットではなくなります。
納付額が少額の場合は逆転することも
例えば、納付額が2万100円の場合、決済手数料は246円ですが、貯まるポイントは利用額の1%の場合、210ポイントです。
わずかですが、決済手数料の金額の方が大きくなります。
納税額が0円〜1400円のグラフを書いてみます。
青の線が、決済手数料、オレンジの線が1%ポイントがつくカード、緑の線は1.5%のポイントがつくカードでのポイントです。
決済手数料の方が多いことが一目瞭然です。(といっても100円満たない額。)
では次に、納税額が0円〜20,000円のグラフです。
決済手数料は階段状にあがっていくことがわかります。
線がクロスしていますので、金額によって決済手数料の方が、大きかったり、小さくなったりしています。
ただ、これも小さな差額です。
では、最後に納税額が0円〜150,000円のグラフです。
納税額が4万円を超えたあたりから、クレジットカード払いの方だけがお得になっていきます。
そして、差額は納税額が増えるにしたがって広がっていきます。
納税額が大きければ大きいほどメリットが大きくなっていくということです。
最後に
いかがだったでしょうか。
少額の納税額の場合の差額はとても小さいですし、納税額が大きくなればクレジットカードを利用するメリットは大きくなってきます。
何より、カード払いであれば窓口に出向くことなく、簡単にネットで支払うことができるというメリットが大きいです。
納税にはクレジットカード払いをオススメしたいと思います。
(ポイント還元率には注意してください。1%以上のポイントが還元されるカードが前提です。)