ちょっぴり幸せになる

誰かに教えたくなるそんな・・・

PS4 SSD化の効果は? 性能測定結果【内蔵HDD,内蔵SSD,外付HDD,外付SSD】

PS4のアプリケーションの処理時間について、PS4の仕様や通信規格の面からどの構成がオススメなのか、以前記事にしました。

今回、SSDを実際に使用して処理時間を測定しましたので、レポートします。

本記事でのPS4は、PS4 Proではなく、ノーマルのPS4になります。

事前の予測

以前の記事で、PS4(ノーマル)の場合、
外付SDD>>内蔵SSD>>>外付HDD>内蔵HDD
の順で性能が良いはずと予測しました。

なお、外付HDDと内蔵HDDの検証は以前行っていて、実際に外付HDDの方がパフォーマンスがいいことが確認できています。

以前の検証結果は、こちらの記事になります。

では実際にSSDを使って測定したいと思います。

測定方法

今回の測定方法・測定対象は以下の通りです。
・内蔵HDD、内蔵SSDの場合は電源ONからメニュー表示されるまでの起動時間も測定。
・ゲームは、Bloodborn,FF15の起動時間と、ゲーム中のデータロード時間を測定。
・それぞれ3回測定し、平均を算出。

使用したSSD

今回したSSDは定評のある、Crucial(クルーシャル)製SSD 500GB MX500となります。

f:id:yamatowwiw:20180513230527j:plain
f:id:yamatowwiw:20180513230528j:plain
f:id:yamatowwiw:20180513230529j:plain


外付として、USB接続する際に使用したHDD/SSDケースは、『Wavlink 2.5インチUSB 3.0 HDDケース』です。
USB3.0対応のSATAデバイス接続用のケースになります。

f:id:yamatowwiw:20180513230535j:plain

f:id:yamatowwiw:20180513230537j:plain
ふたを開けて、SSDを差し込んでネジを止めて、完成です。

f:id:yamatowwiw:20180513230538j:plain

簡単。

内蔵ディスク換装方法

f:id:yamatowwiw:20180513230530j:plain

PS4のHDDカバーをはずします。

f:id:yamatowwiw:20180513230531j:plain

赤丸部分のネジを外します。

f:id:yamatowwiw:20180513230532j:plain

内蔵HDDを引っ張り出すことができます。

f:id:yamatowwiw:20180513230533j:plain

マウンタからHDDを取り外します。

f:id:yamatowwiw:20180513230534j:plain

SSDに取り外したマウンタを取り付け、後はPS4に戻してあげればハード的には換装完了です。

SSDのへの換装手順は別記事で詳細をご紹介したいと思います。

測定結果

まずは、標準の状態である内蔵HDDの場合です。

起動(ホーム画面表示まで)

f:id:yamatowwiw:20180513230548j:plain

PS4の電源を投入し、この画面が表示されるまでの時間ですが、『約43秒』でした。

FF15

f:id:yamatowwiw:20180513230545j:plain

FF15を起動し、このメニュー画面が表示されるまで『約1分10秒』でした。

f:id:yamatowwiw:20180513230546j:plain

次にセーブデータをロードし、操作可能になるまでの時間ですが、『約1分33秒』でした。

f:id:yamatowwiw:20180513230547j:plain

ファストトラベルでハンマーヘッドから、カエムの岬へ移動しました。
『約1分17秒』でした。

Bloodborn

f:id:yamatowwiw:20180513230542j:plain

Bloodbornを起動し、このメニュー画面が表示されるまで『約32.5秒』でした。

f:id:yamatowwiw:20180513230544j:plain
エリア移動(狩人の夢→ヤーナム市街地)にかかった時間は、『30秒』でした。

測定結果をまとめます。




内蔵HDDの場合
PS4起動(メニュー表示まで) 43秒
FF15起動(メニュー表示まで) 1分10秒
FF15 セーブデータロード 1分33秒
FF15 移動 1分17秒
Bloodborn起動(メニュー表示まで) 32.5秒
Bloodborn 移動 30秒
外付HDDの場合

同様に、外付HDDの場合は以下の結果となりました。

FF15起動(メニュー表示まで) 1分05秒
FF15 セーブデータロード 1分24秒
FF15 移動 1分09秒
Bloodborn起動(メニュー表示まで) 32秒
Bloodborn 移動 27.5秒
内蔵SSDの場合

内蔵SSDの場合は、以下の結果となりました。

PS4起動(メニュー表示まで) 27秒
FF15起動(メニュー表示まで) 59秒
FF15 セーブデータロード 36秒
FF15 移動 38秒
Bloodborn起動(メニュー表示まで) 28秒
Bloodborn 移動 21秒
外付SSDの場合

外付SSDの場合は、以下の結果となりました。

FF15起動(メニュー表示まで) 59秒
FF15 セーブデータロード 36秒
FF15 移動 39秒
Bloodborn起動(メニュー表示まで) 29秒
Bloodborn 移動 21秒


一覧にまとめます。

対象 内蔵HDD 外付HDD 内蔵SSD 外付SSD
PS4起動(メニュー表示まで) 43秒 - 27秒 -
FF15起動(メニュー表示まで) 1分10秒 1分05秒 59秒 59秒
FF15 セーブデータロード 1分33秒 1分24秒 36秒 36秒
FF15 移動 1分17秒 1分09秒 38秒 39秒
Bloodborn起動(メニュー表示まで) 32.5秒 32秒 28秒 29秒
Bloodborn 移動 30秒 27.5秒 21秒 21秒

考察

  • 内蔵HDDより外付HDDの方が速い
  • HDDよりSSDの方が断然速い
  • 内蔵SSDと外付SSDの速さに大きな違いが出なかった。

1番目は以前も検証した結果と同じでした。
2番目のHDDとSSDは特にFF15では大きな差が見られました。
この辺はゲームやアプリケーションの特性によるのだと思われます。
大量のデータを単純に読む作りになっているほど、SSDに換装することで効果が得られます。

そして3点目の内蔵SSDと外付SSDの差がほとんどでなかった点については、
アプリケーションの特性もしくは、外付用のHDDケースの仕様で頭打ちになっているのかもしれません。

いちがいには言えませんが、今回の結果をまとめると、
外付SDD≒内蔵SSD>>>>外付HDD>内蔵HDD
こんな感じでした。

この結果であれば、内蔵ディスクをSSD化したほうが、PS4の起動も高速化できますので、いいかも知れませんね。

今回使用したSSD、SSD用ケース