ノートPCのSSDへの換装方法については、いくつか方法があります。
おすすめ換装方法について、ご紹介したいと思います。
今回、ノートPC(VAIO SVE1513AJ)のHDDをSSDに換装しました。
ハード的な、換装手順や、換装による性能向上結果については、こちらの記事に記載していますので、後ほど参照ください。
本記事は、いかにSSD(の中身)を作成するかをまとめています。
SSD作成方法
SSDの作成方法ですが大きく3パターンあります。
- 初期化したSSDにクリーンインストールする。
- 古いHDDの内容をSSDにコピーする。(ソフトウェア使用)
- 古いHDDの内容をSSDにコピーする。(デュプリケーター使用)
それぞれのメリット、デメリットを紹介します。
SSDにクリーンインストール
新規にSSDにWindowsのインストールから行う方法です。
手順はおおまかに以下のようになります。
- 旧HDDから移行が必要なデータを選別、バックアップをとっておく
- 新規SSDを接続する(HDDを取り出し、SSDに交換する)
- Windowsをインストールする
- 必要なアプリケーション(Officeなど)をインストールする
- HDDから退避していたバックアップデータから復元する
メリット
必要なものだけを初期イントールするため、すっきりした環境が出来上がる
公式な手順であり、メーカー推奨手順と言えます。
デメリット
とにかく時間がかかる
メーカー製ノートPCの場合、インストール方法をあらかじめ調査しておく必要があります。
インストール媒体を作成しておく必要がある場合があります。
まとめ
クリーンインストールは、とにかく時間がかかります。
準備にも、インストールにも。
かけられる時間のある方、Windowsの知識のある方にはおすすめの方法です。
作業中には、つまることも多く、インターネットで調べ物をしないといけなくなります。
交換するPC以外で検索可能な環境を準備しておきましょう。
HDDをSSDにコピー(ソフトウェア使用)
HDDの内容をまるごとコピーするソフトウェアを使用して、SSDを複製します。
手順はおおまかに以下のようになります。
- コピー用ソフトウェアをインストールする。
- 新規SSDを接続する(HDDも使用している状態で)
- コピー用ソフトウェアで複製する。
- HDDをSSDに入れ替える
Windowsが使用できている環境で、SSDに接続する必要がありますので、USBポートを使用しSSDを接続します。
HDDケースまたは、USB-SATA変換ケーブルなどを使用して接続します。

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コピー用ソフトウェアは、以下のものが有名です。
- EaseUS Todo Backup
EaseUSという会社のソフトで、無料版でも基本的なHDDクローンを行うことができます。
他にも、データ復旧、バックアップ、パーティション管理のソリューションが販売されています。
- AOMEI Backupper Standard
AOMEI Technologyという会社のソフトで、無料版でも基本的なHDDクローンを行うことができます。
他にも、データ復旧、バックアップソフトが販売されています。
いずれも、有料版は多機能かつ処理性能が良いようですが、無料版でも基本的な機能は持っていて、実際、SSDの換装に使用した事例などを多く見つけることができます。
メリット
HDDの内容がまるごとコピーされるため、個別のインストール作業が不要になり、クリーンインストールに比べて時間が短縮できます。
デメリット
PCにSSDを接続するために、ケーブルまたはHDDケース等が追加で必要になります。
PCのソフトウェアを介してコピーしますので、PCのスペック・状況によってはかなり時間がかかる場合があります。
不調なPCや、不調なHDDを使用している場合は、問題が発生する可能性が高いです。
まとめ
クリーンインストールに比べて、作業時間は短縮されますが、不調なPCを使用する場合、時間がかかったり、問題が発生する点がリスクとなります。
HDDをSSDにコピー(デュプリケーター使用)
HDDの内容をまるごとコピーするのですが、コピーにはPCは不要です。
コピー用の機器(デュプリケーター)を使用して、HDDからSSDにまるごと簡単にコピーできます。
手順はおおまかに以下のようになります。
- デュプリケーターに、HDDとSSDを装着する
- コピーボタンを押す
以上です。
とっても簡単。
他の機器やソフトウェアは必要ありません。
メリット
接続してコピーボタンを押すだけなので、コピー時間を除けば数分の作業です。
元のHDDにエラーセクタが合った場合も、エラースキップ機能のあるデュプリケーターであればコピーが可能です。
まるごとコピーされますので、不具合がおきにくいです。
デメリット
デュプリケーターを購入する必要があります。
市場価格では4千円〜5千円程度でしょうか。
まとめ
簡単、作業時間がかからない。
デュプリケーターの購入が必要となりますが、他の方法での作業時間を考えれば、高くもないように思えます。
デュプリケーターは、HDDからHDDへのクローンもできますので、手軽なバックアップ用途としても使えます。
私個人的には、一家に一台あってもいい機械くらいに思っています。
総括
Windowsで使用しているHDDからSSDへのコピーですが、私のおすすめは、デュプリケーターでの複製です。
とにかく簡単なので。
最後に私が使用したデュプリケーターと、その他候補になりそうな製品をご紹介しておきます。

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