リンゴループなって、アップルのホームページに掲載されている対処方法などを行っても改善しない。
そんな困った時に、Webを検索して多くがヒットするのが、iOSシステム修復ソフトです。
主要なソフトを紹介するとともに、私のケースで実際使ってみた効果について記載いたします。
同じ状況になってしまった方への参考になればと思います。
症状
まずは、私のiPhone7の症状から、ご紹介します。
電源を入れると、以下のようになります。
- 電源オン
- しばらくリンゴマークが表示される。(4分前後)
- 画面が消える(ブラックアウト)
最初のリンゴの表示は、3分以上表示されます。
- iPhoneを水没させた
- iPhoneを落とした・衝撃を与えた
- iPhoneをOSバージョンアップに失敗した
このような覚えはいずれもなく、普通に使用していて突然のトラブルです。
これまで試したこと
- 強制再起動
- SIMカードを抜いての再起動
- 充電を空にしてからの再起動
- iTunesに接続し、更新
- iTunesはWindows、Macそれぞれで実施
- USBケーブルを変えてみる。
どれやっても、改善はされませんでした。
iTunesからの復旧時は、不明なエラー9、4013が表示されました。
このあたりは、以前の記事のこちらを参照ください。
有料ソフト
主なiOSシステム修復ソフトですが以下のソフトが有名かと思います。
- dr.fone
- FonePaw
- PhoneRescue
- ReiBoot
いずれも、iOSシステム修復機能だけではなく、データ復元機能も持っていたり、ファミリー製品としてデータ復元ソフトが展開されていて、セットで購入するとお得なパッケージなどがあります。
特徴について、解説します。
共通した特徴
これらの製品には、なぜか共通した特徴があります。
- 無料版が提供されている
- 国内で開発された製品ではない
- レビューは高評価のページがヒットする
- 価格は、5,000円前後
まず、無料版ですが、無料でできるのは、もちろん途中までです。
適用するファームウェアのダウンロードまではできますが、実際に適用してiPhoneをアップデートすることはできません。
海外で開発されたソフトのためか、日本語の翻訳がいまいちな箇所が多く見受けられます。
高評価レビューのページが検索するとひっかかりますが、大半は開発元のサイト上でのレビューです。
そして、これらのソフトを使用して、無事復旧したという情報が少ないような気がします。
これらの状況から、果たして有効なのか、半信半疑でした。
しかしながら、ワラにもすがりたい私は、今回、『PhoneRescue』を購入することにしました。
PhoneRescue
PhoneRescueを購入した理由。
iOSシステム復元と、データ復元の双方可能なソフトで、他製品と比べて一番割安だったからです。
税抜で、5,980円でした。
他のソフトと、機能差はあまりないように思えたことも理由です。
決して安くはありませんが、これで復旧するのであれば、修理店に修理依頼するのに比べて、とても割安です。
結果は
果たして、効果はあったのでしょうか。
効果、ありませんでした。
ファームウェアダウンロード後、適用が始まった段階でエラーとなりました。
『iOSシステムを修復できませんでした。以下の操作をお試しください。』
”以下の操作”で案内されているのは、
- iTunesを最新バージョンにすること
- TCP/IPフィルタリング・セキュリティソフトを終了すること
- 他のコンピュータで試すこと
以上です。
iTunesは最新バージョンですし、ネットワークも確認して問題ありません。
他のコンピュータで試して何が変わるんだろう。
結論
私のiPhoneの症状ではiOSシステム修復ソフトは残念ながら、全く効果ありませんでした。
PhoneRescueには、データが消去される『標準モード』と『高級モード』があるのですが、iTunesでの『復元』、『アップデート』と同意なのでは?
ファームウェアのダウンロードはiTunesで『アップデート』を選んだ際の、ダウンロードと同じ動きの様。
なにか、PhoneRescueの独自機能で、復元しているようなプロセスは気づくことができませんでした。
これは私の感想になりますが、iTunesでの復元やアップデートがうまくいっていない場合は、これらのソフトを使ったとしても、同じ結果になるように思えます。
この記事は、私のiPhoneのエラー状況の場合であり、他の方の事象では有効な場合もあるのかもしれません。
あくまで一例として参考にしていただければと思います。