今年発売になるPS5の仕様が少しづつ、明らかになってきました。
高速SSDや、CPU性能、新しいコントローラなど魅力的な要素が多い中、最も気になるのは映像出力についてです。
なぜなら、どんな映像出力機器(テレビやモニタ)を準備すべきかに大きく関わる要素だからです。
もちろん、従来のHDMI端子を持った機器なら、プレイすることは可能です。
ですが、せっかくの次世代機、最適な環境で楽しみたいですよね。
今回は、PS4から振り返り、PS5に最適なモニタ・テレビの仕様を整理したいと思います。
解像度とフレームレート
PS4
PS4の対応解像度は、1080pです。
1920☓1080(横・縦)ピクセルで、フルハイビジョン・FHD・FullHDとも呼ばれますね。
フレームレートは、ゲームにより異なりますが、基本30fpsと考えて良いかと思います。
PS4Pro
2016年に発売された追加モデルのPS4Proは、4K対応となりました。
また、フレームレートの安定化が図られています。
フレームレートの安定化という微妙な表現ですが、これまで出せていなかった60fps(に近い)での動作が可能になったと考えてもらって良いかと思います。
ここで、注意点があります。4Kの解像度で60fpsで動作するわけではありません。
解像度と、フレームレートはトレードオフの関係にあります。
例えば、
- FullHDの解像度であれば60fpsで動作可能
- 4Kであれば、30fps程度で動作可能
といった具合です。
解像度、フレームレートそれぞれの最も高いスペックが、仕様として誤認識しがちですが、両立するわけではありません。
PS5
さて、本題のPS5です。
PS5の対応解像度は、なんと8K。フレームレートは、120fpsを実現と謳われています。
果たして、8K解像度で120fpsで動作するのか。
これは、おそらくないでしょう。
PS4Proの項でも説明したように、解像度とフレームレートはトレードオフの関係にあります。
さらに、PS5ではより画像処理の負荷がかかるレイトレーシングもサポートするとのこと。
より、鮮明で緻密な画像を処理するために、フレームレートは下がるものと思われます。
おそらく、多くのゲームは、
- 4K解像度で、安定した60fpsで動作する。
が、基本となるのではないでしょうか。
または
- 解像度を落として、120fpsでの動作
といったところが予想されます。
ここまでのまとめ
PS4、PS4Pro、PS5の解像度とフレームレートをまとめると以下のようになります。
機種 | 解像度 | フレームレート |
---|---|---|
PS4 | FullHD | 30fps |
PS4Pro | FullHD | 60fps |
PS4Pro | 4K | 30fps |
PS5 | 4K | 60fps |
PS5 | 4K未満 | 120fps |
これらはゲームタイトルによって、異なりますのであくまで目安です。
PS5に適したディスプレイは?
では、PS5に適したディスプレイは何になるのでしょうか。
ディスプレイは、
- テレビ
- ゲーム用モニタ
に大きく分けられますので、それぞれで、最適・必要なスペックを整理します。
テレビの場合
8Kテレビは、まだ現実的な価格ではありませんね。
超大型の超高額モデルになってしまいます。
現時点では、4Kテレビの倍速駆動パネルの選択で十分だと思われます。
テレビ側のリフレッシュレートは60Hzなので、対応するフレームレートは60fpsとなります。
リビングの大画面テレビでPS5をプレイする方は、4Kテレビで、できるだけ高性能なものが選択できればベストだと思います。
おすすめの機種は
テレビ・モニタの必要なスペックまで整理しました。
タイプ | スペック | コメント | おすすめ度 |
---|---|---|---|
テレビ | 8K | 非常に高額 | - |
テレビ | 4K60Hz | コスパ良 | ○ |
モニタ | 4K60Hz | コスパ良 | ○ |
モニタ | 4K144Hz | 非常に高額 | - |
モニタ | WQHD144Hz | 小さめのモニタなら | ○ |
これにあった、具体的な製品・機種については、次記事にてご紹介したいと思います。