ネットワークレコーダーnasne。
みんな、使ってます?これさえあれば、もうレコーダーなんていらない。
一家に1台レベルの神機ですよね。
7年前に発売されて、まだまだ現役とは、ソニーの先見の明はすばらしい。
さて、何年も使っていると、問題になってくるのはディスク容量です。
容量が無くなってしまったら、当然新しい録画はできなくなります。
これを解決する方法について、解説していきます。
目次
方法は4つ
ディスク容量不足を解消する方法。
それは4つです。
- HDDを増設する。
- nasneを増設する。
- 録画した番組を移動する。
- Sony製レコーダーを増設する。
もちろん、
- 見た番組を消す。
もありますが、そんなことができたら悩みませんよね。
では、4つの方法についてみていきましょう。
HDDを増設する
これは、最も簡単に、お安くできます。
現在のnasneのモデルは、1TBのディスクが内蔵されています。
1台のハードディスクが増設可能で、最大2TBのハードディスクを追加できます。
1TBから合計3TBに、2TBの容量アップができます。
もっと、増設できればいいのに。今ではもっと大容量のハードディスクが巷にはあふれているのに。
とは思いますが、増設できるのは1台まで。
そして、2TBまでです。
増設するハードディスクについてはこちらでも紹介していますので、参考にしてください。
nasneを増設する
これも、比較的簡単に増設できます。
1台新しく、nasneを購入するだけです。
上述の増設用HDDも合わせて購入すれば、合計3TBの容量アップができます。
PS3やPS4のtorneからnasneを操作されている方が最も多いと思います。
torneは優秀で複数のnasneに対応しており、録画設定する際に、どのnasneで録画するのか簡単に指定できますし、録画番組の一覧もすべてのnasneの情報をキレイに並べてくれます。
torneには、最大4台のnasneを登録できます。
3TB✗4台の合計12TBまで1つのtorneで管理できるようになります。
録画した番組を移動する
次に、思いつくのは、nanseに録画した番組を他のハードディスクやブルーレイに書き出せないのか。
という方法だと思います。
できます。
できますが、やや面倒になります。
パソコンと、『PC TV Plus』というソフトが必要になります。
『PC TV Plus』は以前、『PC TV with nasne』という名前でした。
PC TV Plusを使うと、いろんなことが可能になります。
- パソコンでテレビが見れるようになります。
- パソコンでnasneの予約・再生が可能になります。
- 録画番組のチャプター編集、タイトル編集が可能になります。
- ダビング・書き出しが可能になります。
編集機能の注意点ですが、チャプター編集は、あくまでチャプター位置の変更・追加が可能になるだけです。
不要なチャプターの削除ができるわけではありません。
つまり、番組内の必要な箇所だけを残すといった編集ができるわけではありません。残念。
タイトル編集は、録画した番組名を編集できる機能です。
録画した番組タイトル名が微妙に違っていて同じシリーズとして認識されないような場合に、うまく編集してあげるととても幸せになります。
さて、本題のダビング・書き出しです。
ダビングは、nasneのデータをPCのハードディスク内にダビングすることができます。
ブルーレイドライブがついたPCであれば、ブルーレイに書き出すことが可能になります。
これで、nasneから録画した番組を削除して容量を空けることができます。
PCやブルーレイに書き出した番組ですが、nasneへ戻すことはできません。
nasneはいわゆる、アップロードダビングには対応していないんです。
このため、torneからの番組視聴ができなくなります。この点には注意が必要です。
Sony製レコーダーを増設する
最終兵器。それは、『Sony製ブルーレイレコーダー』です。
いろんな事ができるようになります。
- torneからの予約・再生が可能
- nasneからレコーダーへ番組の移動が可能。
- nasneからレコーダーへ移動した番組の編集も可能
- nasneからレコーダーへ移動した番組をブルーレイへ保存可能
- nasneからレコーダーへ移動した番組もtorneで視聴可能
torneからの予約・再生が可能
torneで、ブルーレイレコーダーでの番組予約、再生が可能です。
torneのオプションである『レコ✗トルネ』が必要になります。
ちょっとお高めの1,800円(税抜)。
でも、それに見合った快適さが手に入ります。
PS3とPS4のレコ✗トルネは別扱いになっていますので、PS3、PS4それぞれで使用したい場合は、それぞれで購入が必要になります。
レコーダーが持っている編集機能やディスクへのダビングなどは当然torneで行うことはできません。
レコーダーのメニューから行う必要があります。
nasneからレコーダーへ番組の移動が可能。
番組の移動が可能になります。
ただし、直接レコーダーに移動できるわけではありません。
先程紹介した、『PC TV Plus』を使用して、PCを経由して移動することになります。
- nasneからPCへダウンロード
- PCからレコーダーへアップロード
となります。
nasneからレコーダーへ移動した番組の編集も可能
レコーダーへ移動した番組は、これまでtorneではできなかった編集が可能になります。
番組の不要な部分を削除したり、タイトルの編集なども可能になります。
nasneからレコーダーへ移動した番組の編集もブルーレイへ保存可能
レコーダーのディスクへ移動した番組は、さらに、ブルーレイにダビングすることが可能です。
正確には、コピーではなくムーブ(移動)になりますので、ブルーレイにダビングすると、レコーダー上の番組は削除されます。
レコーダー上にも残しておきたい場合は、nasneからのダウンロード、レコーダーへのアップロードをそれぞれ2回行なえばOKです。
nasneからレコーダーへ移動した番組もtorneで視聴可能
こうして、移動した番組も、普通にtorne(+レコトルネ)から再生可能です。
容量は?
肝心の容量ですが、ブルーレイレコーダー本体の機種によって異なります。
現在ラインナップされているブルーレイレコーダーの容量は、3TB、2TB、1TB、500GBのモデルがあります。
BDZ-FWXXだと、背面にHDDを増設可能で、最大6TBのHDDが使用可能です。
お手頃な価格と言える1TBのモデルの本体だとしても、6TBの増設を行うことで、7TBものレコーダーに変身します。
最大3TBのnasneに比べると2台分以上の容量ということになります。
容量と価格比較
これまで見てきた増設方法について、合計の容量とそれにかかるコストを整理・比較してみます。
HDDを増設する場合
必要な機器と概算価格(2019/4現在の実売価格)は以下のとおりです。
必要なもの | 価格 |
HDD(2TB) | 8,000円 |
nasneを増設する場合
必要な機器と概算価格(2019/4現在の実売価格)は以下のとおりです。
必要なもの | 価格 |
nasne | 20,000円 |
HDD(2TB) | 8,000円程度 |
PC TV Plusでブルーレイに移動する場合
PCはすでに持っているけど、ブルーレイドライブは持っていない場合を想定した価格です。
PC TV Plus | 3,000円 |
ブルーレイドライブ | 10,000円 |
Sony製レコーダーを増設する場合
こちらもPCはすでに持っている場合を想定しています。
PC TV Plus | 3,000円 |
ブルーレイレコーダー(BDZ-FW1000) | 43,000円 |
HDD6TB(WD Elements Desktop) | 17,000円 |
レコトルネ | 1,800円 |
合計だと、64,800円になります。
nasneとレコーダーどっちがお得?
nasne1台購入するのと、レコーダーの購入はどちらがお得なのでしょうか。
naseneは2TB増設した場合、レコーダーはBDZ-FW1000(6TB増設)の場合とで比較をします。
方法 | 合計容量 | 概算価格 |
nasne+HDD | 3TB | 28,000円 |
レコーダー+HDD | 7TB | 64,800円 |
こうみると、レコーダーが高く見えますが、
ディスク容量1TBあたりの価格は、、
方法 | 1TBあたりの価格 |
nasne+HDD | 9,333円 |
レコーダー+HDD | 9,257円 |
レコーダーの方が、実は割安になるんですね!
そして、レコーダーがあれば、nasneではできなかった
- 番組の編集が可能
- 録画番組をブルーレイに簡単に書き出し可能
という超絶メリットがもれなくついてきます。
あ、もちろんBlu-rayメディアの再生もできますし、このモデルであれば、4K Ultra HD の再生も可能です。
結論
nasneの容量不足で困っている方、Sony製ブルーレイレコーダーの追加購入が超絶オススメですよ。
なにより、7TBもの容量が一気に増えるのが精神的にうれしいです!
他にもあれこれできるようになりますし、とてもハッピーになれます。
私自身、迷った末に、『BDZ-FW1000』を購入しました。今後、使用感などについてお伝えできればと思っています。
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