PS5のコントローラー(DualSense)の充電方法について整理しています。
PS5本体と接続して充電する方法、USBハブを経由した充電方法、その他の充電方法について検証した結果になります。
充電できる場合、うまく充電できない場合など、いろいろな結果が出ていますのでお役に立てばと思います。
また、USBハブについては、バスパワータイプとセルフパワータイプを用意して実測しています。
コントローラーの仕様
まず、コントローラー(DualSense)の電源仕様です。
定格電圧 | 定格電流 |
---|---|
5 V | 1500 mA |
この様になっており、電圧は5Vで、最大1.5Aの入力が可能です。
1.5Aの電流で充電できれば、最も早く充電が完了するということですね。
充電方法
充電方法は大きくは3つの方法があります。
- 本体とコントローラーを接続する方法
- 市販のUSBアダプタとコントローラーを接続する方法
- PS5専用の充電スタンドを使用する方法
本体とコントローラーを接続する方法
PS5本体のUSBポートから給電を行い、コントローラーを充電する方法です。
さらに今回、本体とコントローラーを直接つないだ場合、USBハブを経由して接続した場合を検証しています。
また、本体は電源がついている状態と、レストモードの状態の2パターンで実測を行っています。
PS5のUSBポートは、PS5の前面と背面にありますので、それぞれ測定しています。
本体とコントローラーを直接接続する
PS5の電源時と、レストモード時の電流測定結果は以下のとおりです。
ポート | PS5電源ON | レストモード |
---|---|---|
前面 | 0.91A | 0.98A |
背面 | 0.96A | 0.95A |
前面ポート、背面ポート、電源ON時、レストモード時のいずれも約1.0Aでの充電ができることが確認できました。
本体とコントローラーをバスパワーUSBハブを経由して接続する
バスパワーUSBハブを経由して接続した場合の測定結果は以下とおりです。
バスパワーUSBハブは、USB3.0対応の『BUFFALO BSH4U125U3BK』を使用しています。
ポート | PS5電源ON | レストモード |
---|---|---|
前面 | 0.27A | 0.09A |
背面 | 0.28A | 0.10A |
<PS5電源時>
<レストモード時>
PS5の電源をつけている場合は、前面ポート、背面ポートとも、0.3A程度で充電できましたが、レストモード時は0.1Aしか電流が流れませんでした。
コントローラーの充電中を示すLEDも点灯しませんでしたので、充電できていないものと思われます。
本体とコントローラーをセルフパワーUSBハブを経由して接続する
セルフパワーUSBハブを経由して接続した場合の測定結果は以下とおりです。
セルフパワーUSBハブは、USB3.0対応の『エレコム U3H-A408SBK』を使用し、USBハブのアダプタもコンセントからの給電をした状態で測定しています。
ポート | PS5電源ON | レストモード |
---|---|---|
前面 | 0.27A | 0.09A |
背面 | 0.28A | 0.09A |
<PS5電源時>
<レストモード時>
PS5の電源をつけている場合は、前面ポート、背面ポートとも、0.3A程度で充電できましたが、レストモード時は0.1Aしか電流が流れませんでした。
コントローラーの充電中を示すLEDも点灯しませんでしたので、充電できていないものと思われます。
バスパワータイプでは、いまいちな結果な結果だったため、より安定した電力供給のできるセルフパワーに期待していたのですが、、
結果は、バスパワータイプとほぼ同じ結果となりました。
→USBハブ経由での充電は厳しい
バスパワー、セルフパワーともにUSBハブを経由した充電はPS5の電源を入れていれば多少できるものの難しいという結果になりました。
PS5の方で、出力電流を抑えているのかもしれません。
その場合、今後のPS5のバージョンアップで改善される可能性はありますね。
(本記事は2021年5月23日現在の記事となります。)
市販のUSBアダプタとコントローラーを接続する方法
PS5専用ではない、携帯電話やタブレットなどに付属しているUSBアダプタを使用して充電を試みます。
- iPhone純正アダプタ
- FireHD(タブレット)付属純正アダプタ
- Ploomtech付属アダプタ
の3種類をコントローラーに接続して充電してみます。
それぞれの定格電流は以下のように記載されています。
種類 | 定格電流 |
---|---|
iPhoneアダプタ | 1.0A |
FireHDアダプタ | 1.0A |
Ploomtechアダプタ | 1.0A |
いずれも、電圧5Vに対して、電流1.0Aとなっています。
コントローラーを接続しての計測結果は、、、
種類 | 測定結果 |
---|---|
iPhoneアダプタ | 0.1A |
FireHDアダプタ | 0.53A |
Ploomtechアダプタ | 0.53A |
<iPhoneアダプタ>
<FireHDアダプタ>
<Ploomtechアダプタ>
iPhoneアダプタを使用した場合、0.1Aしか出力されないという結果に。
iPhoneを充電する際は、1.0A出力されるんですけどね。
アダプタ側でなんらかの制御がなされているのかもしれません。
PS5のコントローラーの充電に、iPhonemのUSBアダプタは不向きのようです。
PS5専用の充電スタンドを使用する方法
これは間違いありません。
サードメーカーからもPS5用充電器が販売されていますが、やはり純正の安心感。
『DualSense充電スタンド』です。
仕様は以下のようになっています。
電圧 | 電流 |
---|---|
5.1V | 2.8A |
2つのコントローラーを同時に充電できることから、2.8Aの出力となっています。
実際の電流を測定はできないのですが、PS5につないだ時と同等の早さで充電できるとソニーのサイトに記載があります。
また、説明書ではフル充電に約3時間と記載があることから、1.0A程度での充電となるものと思われます。
他社製品の場合、PS5のUSBポートから給電するものも多いようですが、こちらは独立したACアダプタでの安定した給電が可能です。
安心感のある純正の充電スタンド、おすすめです。
まとめ
PS5のコントローラーの充電方法ですが、現在のところ最も安定しているのは、
- PS5本体と直接USBケーブルで接続して充電する
- PS5専用の充電スタンドで充電する
の2つです。
USBハブを経由した充電は、レストモードでは使えなかったり、
一般的なUSBアダプタでの充電では、電流が低めな場合充電に時間がかかることになります。
結論:
配線がごちゃごちゃしないでスッキリ、コントローラーの置き場所にもなる
『DualSense充電スタンド』がおすすめです!