模型・プラモデルの電飾で使用するLEDについての考察です。
模型用のLEDがあるわけではありません。(モデルに対応したLEDユニットもあるにはありますが)
ここでは、電飾を自作する場合に適したLEDについて、触れてみたいと思います。
LEDの価格
LEDの価格は年々、低下していて、比較的気軽に扱えるまでになりました。数年間までは、1個数百円していたものが、今では、10個入りが買えるまでになっています。
ホームセンターで売られているLEDパーツはまだまだ高いですが、電子パーツ店では安価に購入できます。通販もあり、送料がかかりますが、まとめて買えば元はとれると思います。
秋葉原等の現地購入が1番ですが、パーツ屋さんに行くとどうしても、あれやこれやよけいな物まで買ってしまいがちです。私がそうです。(^ー^)
LEDの種類
LEDの形状には幾つかありますが、今回は基本となる砲弾型LEDを対象にします。
LEDのスペック
購入する際のスペック検討では、大きさと輝度だけで十分です!
(本当は、電流・電圧が重要ですが、あまり大差ないです。後でLEDに見合った電圧、電圧になるかは確認しましょう!)
繰り返します。
- 大きさ
- 輝度
が重要です。
大きさ・サイズ
大きさはLEDの直径で表現されます。
主流は、3mmまたは5mmです。
模型に適したサイズですが、よほど大きいスケールモデルでなければ3mmが適しています。
LEDのモデルへの組み込みが小さい分しやすいためです。
- 基本は3mm砲弾型
商品のスペックでは3mm、3Φ、Φ3、など表記されますが全て同じ意味です。
輝度について
明るさの単位はいくつかあるのですが、多く用いられ、判断する数値は輝度になります。
輝度はcd(カンデラ)で表します。
ルクス・ルーメン等についての説明は他に譲ります。
商品名などに、高輝度と記載されているものがありますが、実は何mcdからが高輝度なのか定義があるわけではありません。高輝度化が年々進んでいる状況で、従来の製品に比べて明るいので、高輝度と表現されているに過ぎません。超高輝度というものもあります。(^ー^)
基準があるわけではなく、メーカー次第なので高輝度か否かではなく、何mcdなのかをしっかり確認した方がいいです。
スポンサーリンク
輝度の向き・不向き
輝度の低いLEDが向いている例
- 暗いライティングディスプレイを想定したSF系モデル(スターウォーズ・ヤマト等)
- 小さいスケールモデル(ガンダム1/144シリーズ等)
輝度の高いLEDが向いている例
- 宇宙船エンジン・波動砲など派手な演出をしたい箇所
- 大型のモデルの場合
- 明るい場所にディスプレイする場合
ざっくりわけてみましたが適材適所ということです。もちろん組み合わせて表現することがベストです。
高輝度タイプの場合はデメリットとして、明るい分遮光処理をしっかりする必要があります。本来、光る場所以外から光が漏れてしまうとがっかりです。
高輝度ではない場合のデメリットは、当たり前ですが、より明るくする調整が出来ない点です。明るすぎる場合は光度を落とす調整ができますが、逆はできません。
どちらが正解というものはなく、最終的には自分が満足できるかどうかの世界になってきます。^_^;
- LEDに傷をつけて、光を拡散する
- LEDキャップをつけて拡散する。
- 不要な光を遮光する。
- アルミの反射などを使って光を増す。
などテクニックはありますので、うまく調整しながら、(あくまで楽しみながら(^o^))、納得のいく電飾をしましょう!
普通(普通って?)のLEDと高輝度タイプのLEDを使った場合の光ファイバーの光り方を比べましたので以下が参考になればと思います。
左が高輝度タイプ、右が普通のタイプです。
カタログスペック、型番は以下のとおり。
- 普通タイプ:2800~5600mcd UW3804X
- 高輝度タイプ:25000mcd OSW54K313
高輝度タイプはかなり眩しく感じます。
先端を赤(クリアーレッド)に塗装した光ファイバーを光らせてみます。
まずは、普通タイプ。
次に、高輝度タイプのLEDで光らせてみます。
いかがでしょうか。高輝度タイプの方が、赤色が綺麗に発色しているように思います。
表現したい色、塗布する塗料の塗膜の厚さに応じで、適切なLEDを選択するといいかと思います。
以上、模型・プラモデルで使用するLEDについてでした。