IO-DATA社製のHDL-A2.0が突然アクセスできなくなりました。
発生から復旧までの経緯と、復旧方法・復旧手順について記録しています。
<本手順で損害等被った場合でも責任は負えません。自己責任でお願いします。>
再起動してみた
前記事で、NAS側の問題だと確信しましたので、NASを一旦再起動します。(困った時の再起動(^▽^)/)
背面の電源ボタンをポチっとな。
再起動がかかりました。
NAS前面のランプが緑点滅しています。
・・・
NAS前面のランプが緑点滅しています。
・・・・・
NAS前面のランプが緑点滅しています。
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だめです。(´・ω・`)
正常であれば、数十秒で、点滅が終わり、緑色が常時点灯した状態になるのですが、点滅したまま変わりません。HDDの動作音は異音は聞こえません。読み込み+リトライを繰り返している感じはしないですが、ずっと点滅しています。
『NAS HDL 緑 点滅』あたりでググってみます。
処理に時間がかかっている場合もあり、数十時間待つようにとの記載も見受けられました。
ここは、丸1日おいてみることにしました。
翌日になり、外出後ドキドキしながら、ランプを見てみると。。
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緑点滅のままです。ずうーっと、点滅しています。
どうもだめなようです。
緑点滅は、起動中・シャットダウン中の状態を示すようなのですが、今回のこの状態の場合、起動処理中でなんかしらのエラーが発生し、止まっているように思えます。
他に、できそうなこともないので、ここで、もう一度電源ボタンを押してみます。
再再起動してみた
背面の電源ボタンをポチっとな。
再起動がかかりました。
緑点滅・・・・・
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からの・・・・・
・・・・・・・赤!
赤点滅+警告音(ピー✖8回ほど。)
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
赤点滅のままです。
ああ、わかります。きっといけないことが起きてしまっていると。。
製品マニュアルで赤点滅を意味するものを調べてました。
「本製品にとって重大な問題が発生していることを示します。」
・・・・・・
・・・・・・
下の写真の下の方の機器が今回のNASです。よく見ると赤になっているのが見えるかと思います。
もう少し綺麗に置けと。そうですね。NAS、NASバックアップ用HDD、NASNE、NASNE増設用HDD、HUBが所狭しと置いています。
HDD自体=ハードウェアの問題と想定できますので、HDDの中のデータをなんとか吸い出すことにリカバリ方針を変更します。
その前に、管理画面等を確認することにしてみました。
お、これまでは管理画面が開けませんでしたが、今度はアクセスできました。(^o^)
「データパーディションにアクセスできません。フォーマットが必要です。」
ががっ、もうだめかも。一瞬血の気が引くのを感じました。
えぃっ、ログインボタン。
お、ログインできる。
各画面を確認してみました。
ディスクに直接アクセスしないような、管理画面は普通に開き、表示内容も問題ありませんでした。
ただ、左側のディスク状況の表示欄には、「取得できません」「マウント失敗」と寒気のする赤字で表示されたままです。
ログの確認画面では、直近でバックアップが正常終了しているのは5/22(日)(先々週の日曜日早朝4時)でした。毎週日曜4:00というバックアップスケジュールだったのですが、もう少し短い間隔でバックアップしていればと後悔しました。
バックされた日以降にカメラやビデオカメラで撮影したファイルを保存していたのですが、それらを失った可能性が出てきました。
かなり落ち込んできました。(´・ω・`)
またログの確認画面では、直近のNAS再起動、ディスクのマウントが失敗していることが確認できます。
「2016/6/2 22:09:48 システム:マウント失敗」
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復旧方法について
HDDのデータをなんとか吸い出す方法はないか調べました。
- NASからハードディスク(SATA)を取り出す。
- SATA-USB接続ケーブルを使って、PCに接続する。
- PCからデータを退避する。
という手順になります。
ここで、NASのディスクのフォーマットがポイントになります。
前回の記事で書いたように、NASのシステムはLinuxで構築されていることが多く、今回のLANDISK(HDL-X)のファイルシステムは、Windowsでは扱えないxfsであるということ。
このために、Linuxシステムが動くPCを作る必要があります。
以降の記事で、SATA-USB接続ケーブルやLinuxシステムを準備する手順を記載していきます。