AmazonのFireTV。
テレビに挿すだけで、簡単に映画やビデオをテレビの大画面で楽しめるデバイス。
とてもシンプルなデバイスですが、『Fire TV Stick』と『Amazon Fire TV』の2種類があります。
どちらを選べばいいのでしょうか。解説します。
FireTVはTVではない
FireTVと名前に”TV”がついていますがテレビではありません。
テレビに接続するデバイスであって、テレビは別に必要です。
(実はテレビである必要はなく、HDMI端子を持ったモニタでもOKです。)
必要なのはインターネット
あとは、インターネット回線が必要です。
インターネット経由で番組を受信し映像出力します。
テレビとインターネット。もうどの家庭にもありそうなものだけで、新しい映像体験ができます。
他社製品
比べられる似た製品では、Googleの『Chromecast』があります。
こちらも、テレビ・インターネットに接続するデバイスですが、似て非なるものです。
この製品には、インターネットに繋がるスマートフォン・タブレット・PCのいずれかが別に必要になります。
これらのデバイスでダウンロードした映像をテレビに接続したChromecastに飛ばして(キャスト)してテレビに映るという仕組みです。
操作するには、これらスマホ等のデバイスが必要になります。
一方でFireTVは単独で機能を持っていますので、スマートフォン・タブレット・PCは別に必要ではありません。
操作は付属しているリモコンを使用します。普通のテレビのように扱え操作性は高いです。
Fire TV StickとFire TV
カタログスペックでの機能比較は以下のようになります。
Fire TV Stick | Amazon Fire TV | |
---|---|---|
プロセッサ | クアッドコア | クアッドコア |
メモリ | 1GB | 2GB |
ストレージ | 8GB | 8GB |
音声認識リモコン | あり | あり |
解像度 | 1080p | 4K Ultra HD |
Wi-Fi | デュアル802.11ac | デュアル802.11ac |
イーサネット | なし | あり |
外部ストレージ | なし | microSD |
USBポート | なし | USB 2.0 |
Fire TV Stick ですが旧モデルからnewモデルに進化し、プロセッサ(CPU)とWiFiのスペックが上がり『Amazon FireTV』にかなり追いついてきました。
大きく異なるのは、メモリと解像度、そしてネットワークです。
解像度について次に触れます。
解像度について
Fire TV Stickが対応している解像度『1080p』はフルハイビジョンを示しています。
4Kのコンテンツを4Kテレビで見ようとしても、Fire TV Stickでは4K解像度では見れません。
一方で、Amazon Fire TVは4K出力が可能です。
4Kテレビを持っている方は、『Amazon Fire TV』を選択しない手はありません。
また、今はハイビジョンテレビの方であっても、将来4Kテレビの購入を予定されている方は、最初から『Amazon Fire TV』を選択した方がいいと思います。
4Kテレビは普及期を迎えており、今後主流になっていきますので。
ネットワークについて
もう1点、重要な違いが、ネットワークです。
Fire TV Stick | Amazon Fire TV | |
---|---|---|
無線LAN | ◯ | ◯ |
有線LAN | ➖ | ◯ |
FireTV Stickは有線接続ができません。
『Amazon Fire TV』は、無線LANに加えて、有線LAN接続が可能です。
有線LAN接続の方が、安定した通信が行えますので、途中で止まってしまうなどのストレスは少なくなります。
快適な視聴には、大きなポイントだと思います。
価格
最後に価格ですが、以下のようになっています。(2017年7月1日現在)
Fire TV Stick | Amazon Fire TV | |
---|---|---|
通常価格 | 4,980円 | 11,980円 |
7千円の差額があります。
それにしても、Fire TV Stickは破格の安さです。
GoogleのChromecastの価格4,980円を意識した価格設定ですね。
まとめ
最後に、どちらの機種がいいのかまとめます。
- 何より価格重視な方
- 興味があるのでどんなものか試してみたいという方
- 4Kテレビはまだ購入予定もないという方
には、低価格の『Fire TV Stick』を
- 4Kテレビを持っている方、将来購入予定の方
- 安定したストリーミングであって欲しい方
には、上位機種の『Amazon Fire TV』を
おすすめします。
どちらにすべきか迷われた際の参考になれば幸いです。
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